• glass_lifespan
    私の勝手なイメージなのですが、ガラスって一生使えるものだと思っていました。事故や災害などで割ってしまわない限り、窓ガラスを交換するなんて聞いたことがなかったですし、てっきり寿命のない一生モノだと。でもそれは、急激な温度変化もなく汚れの付着もなく、一定の環境で何もガラスに負担を与えない状態で初めて実現するものなのでしょう。一見何の変化もないガラスであっても、実は私たちの生活の中で何かしらの負担が掛かり、ガラス自体に微妙な変化が起きているものです。直射日光や冬の寒さによってガラスの温度が大きく変化したり、空気中を舞う塵や埃、砂などが少しずつガラスを傷つけていたり、結露で発生したカビや最近がガラスを蝕んだり、強風でガラスに対して圧力や衝撃がかかったりですね。もちろんそういった環境を想定して耐久実験はされているのでしょうが、少なくとも「一生使えるもの」ではないのだと思います。ましてや日本には四季があって気候や環境の変化も大きいですからね。

    小さなヒビ割れができてそこからガラスがどんどんヒビ割れていったり、付着した汚れが拭いても拭いても取れなくなったり、ガラス自体は形を保っていても、それが「問題なく使える状態」とは言えなくなることが多々あります。つまりそれは「一生使えるもの」とは言えないことに繋がります。綺麗で快適に使える状態を保つには、日々の掃除はもちろんのこと、長年使った窓ガラスを交換するというのも大切なことなのでしょう。